【練習メニュー付き】打球の重さとは?打球を重くするには?
- 2019.03.03
- 練習メニュー
こんばんは、なまけものです。
テニスをやっていると「あの人の打球重いな」といったように、打球の重さに関する表現をよく耳にします。
ここでいう重さというのは、返球に必要な力です。実際、返球に力を必要とする相手もいれば、軽く返球できる人もいて、人によって差を感じるんですよね。
重い打球が打てれば、相手は返球が難しくなり結果として有利に試合を進めることができ、試合で勝つ可能性が高まります。
というわけで、本日は打球の重さについてご紹介していきたいと思います!
重い打球って何?
先述の通り、「打球の重さ=返球に必要な力」です。つまり、返球時に腕にかかる負荷を重さと捉えて表現しているわけですね。
メーカーによって若干のばらつきはあるものの、ボール自体の重さは約60gで、ほぼ同一です。
では、何がボールの重さを決定づけるのでしょうか?
ボールの重さを決定づける要素
私が考える、ボールの重さを決定づける要素は「ボールのスピード」、「ボールの回転量」、「ボールの深さ」です。
それぞれ理由をご説明してきますね。
ボールのスピード
速いものと遅いもの、どちらの方が衝撃が大きいでしょうか?答えは簡単、速いものです。
同じ質量であれば、運動エネルギーは速度の速いものの方が高く、腕にかかる衝撃も高いはずです。つまり、ボールが重いと感じるというわけです。
ボールの回転量
ボールの回転量が多いほど、バウンド後の変化量は大きくなります。
無回転の時と比べ、順回転(トップスピン)であれば進行方向に速く進みます。
また、横方向の回転がかかっていると、予想していた軌道と逸れ、ジャストミートすることが難しくなっていきます。
皆さんもご経験あると思いますが、スイートスポットで返球した場合と、フレーム付近で返球した場合では腕にかかる負担は異なりますよね?スイートスポット付近であればあまり衝撃もなく返球できますが、フレーム付近で返球した場合、より大きな衝撃が腕に響きます。
この衝撃が、ボールの重さを感じさせるのです。
ボールの深さ
ボールが深いと、バウンドしてから返球するまでの時間が短くなり、結果としてスイートスポットで返球するのが難しくなります。
先述の通り、スイートスポットから外れると衝撃が増し、結果として重くなっていくのです。
重いボールを打つには?
ボールの重さは、腕にかかる負荷であり、「打球の速さ」と「返球の難しさ」で決まると考えられます。
では、それぞれどのように練習していけばよいのでしょうか?
球速・スピン量に関する練習
打球の速さを向上させるには、スイングを速くする必要があります。
その感覚を養うのに私がオススメするのは、以前ご紹介した「ホームラン競争」です。
思い切り振りきることで、スイングスピードを高めることができ、球速やスピン量の向上につながります。コート内に収めようとスイングが小さくなっている人にオススメです。
また、下記の動画のように、後ろから飛んでくるボールを返球するのも、効果があると思います。
動画の練習では、ボールが進行方向に逃げていくため、自分も進行方向に移動しながらスイングしなければボールを打つことができません。
進行方向に体重を乗せることで、より大きな力をボールに与えることができ、結果として球速を高めることができます。
前に出し過ぎてバランスを崩してしまっては意味ありませんが、体重を乗せる感覚を養うには効果的な練習ではないかと思います。
打球の深さ
打球の深さに関しては、「限定ラリー」がオススメです。
コントロールというのは個人の感覚に頼る部分が多い領域です。例えば「サービスラインを超える」などのように自分の中だけでも良いのでルールを規定し、自分の打球がどうだったか一球一球確認するのが近道です。
このような練習を通じて、深く打つときの力加減、身体の使い方を身に着けていきます。
自分ルールを規定するだけであれば普段の練習の中でもすぐに取り入れられますしね。
最後に
ストロークというのは試合中での使用頻度が高く、この質を高めることで勝率も大きく変わってきます。
対人スポーツである以上、相手に好きなようにプレーさせないというのは大きな強みとなります。
重い打球を身に着け、テニスをより一層楽しんでください!
ではでは
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